TOP 大きいメガネ研究会
隠れ斜視について
隠れ斜視について
2014.10.23 岡本隆博


隠れ斜視ってナニ?


テレビの「たけしの本当は怖い家庭の医学」や
NHKの「ためしてガッテン」で取り上げられた
「隠れ斜視」について説明しましょう。

この用語はおそらく東京の眼科医である梶田雅義氏
により作られたものだと思いますが、
けっこうインパクトのある言葉ですネ(^^)

この「隠れ斜視」というのは
我々の間での専門用語では「斜位」というもので、
もちろん昔から周知のものでした。
どういうものかと言いますと、
普通は両眼でものを普通に見る(融像視)
ことができるのですが、
片方の眼を遮蔽するとふさがれたほうの眼は視目標物の
方に向かわずに、少しずれます。それが斜位です。


大半の人は斜位を持つ

大半の人は多少の斜位を持っていますが、
大きくわけると、眼が水平方向にずれる水平斜位と
垂直方向にずれる上下斜位があり、
そのずれの量にもよりますが、
水平斜位は、眼精疲労に結びつきにくく、
上下斜位は、眼精疲労を引き起こしやすく、
場合によったら、ときどきものが二つダブって
見えてしまったりすることもあります。

我々大きいメガネ研究会の会員は、当然ですが
大きいメガネのための検眼において、
斜位があるかどうか、
あるとすれば、どれくらいか、
それをメガネで矯正したほうが有効かどうか、
ということを調べます。
そして、矯正したほうがベター、となれば、
それをプリズム矯正という方法で矯正します。

 
* 当然ですが、斜位のせいで、眼精疲労が
   強くなっている人もいるわけです。


ですので、「自分には隠れ斜視があるのではないか。
それが原因で自分は眼が疲れやすいのではないか」
と心配しておられるかたは、
大きい研究会の会員店で、一度検査を受けて
みられることをお勧めします。


眼科での斜位矯正は?

なお、一般の眼科医は、白内障だとか緑内障だとかの
眼疾患が主たる受け持ち分野であり、
屈折矯正についてはあまり深く認識はしていません。

そして、屈折矯正に本腰を入れるべき普通のメガネ店に
おいても、近視乱視遠視老眼などについては
けっこう熱心に検査をしますが、斜位についても
必ず検査をし、必要ならその矯正もする
というところは少ないのが現状です。

ゆえに、屈折矯正に身を入れていない大半の眼科では
斜位の検査となると、さらに身を入れていなくて、
その矯正処方(プリズム矯正)も慣れていないのが実情です。

ですので、仮にあなたが近隣の眼科へ
「私、隠れ斜視かもしれません」
と言って受診しても、期待はずれに終わる可能性が
高いと思います。

たとえば、当店での測定処方で作るメガネの場合、
斜位矯正のプリズム入りとなっているものは
どう少なく見ても1割を超えていますが、
眼科の発行する眼鏡処方箋で、プリズム矯正のあるものは
「まれ」と言ってよいくらいに少ないのが実情であることから、
眼科医のほとんど(ただし例外を除く)が
斜位についてほとんど等閑視している
ということが伺い知れるわけです。
それはわが国だけでなく世界各国でも大同小異であろうと
思います。

うまく斜位を矯正したメガネは劇的に眼精疲労を鎮め、
ものをはっきりと立体的に見せたりするものなのですが……。


こういう判別方法

あるメガネ店が真剣に検眼に取り組んでいるかどうか
ということの一つの判別方法を教えてあげましょう。

電話でもよいし、店頭で訪ねてもいいです。
「おたくで検眼して眼鏡処方をする場合に、
その何%くらいがプリズム入りですか」
これに対して、何パーセントでもいいですので
「まあ、10%くらいでしょうか」とか
「そうですね、5、6パーセントくらいでしょうか」
とか言う答えが返ってきたら、脈があると見ます。

そうでなく、
1)はっきりした答えがなかったり、
2)「プリズムなんて、ヘタに入れたらかえってまずいですよ。
ですのでうちではプリズム入りのメガネなんてめったに
作りません」
なんていう答えだと、
その店は、検眼に真剣に取り組んでいる店ではないと
見なしてよいと思います。
(眼科の多くはこの 1) か 2) になります)

↓下記もご参考までに

ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会
http://www.ggm.jp/ugs/

トップページ
大きいメガネ研究会
に戻る