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続けさまに3つのメガネをご注文いただいて
神奈川県 一心堂  木部俊宏

大きいメガネ研究会の公式HPをご覧になり、
そこから当店のホームページをご覧になって、
当店が難しい眼の測定も承る店だということを読まれて
50代の男性がご来店になりました。

このかたは、これまでに他店で遠近両用のメガネを作ったが、
どうもうまくいかない、とのことでした。

検査をしてみますと、左上斜位と外斜位が見られました。
左右あわせて2.50〜3.00の上下プリズムが入ると、
十字テスト・コの字テストの上下ズレはほぼ解消されますが、
そのプリズム量だと、
近見では遠用度数・近用度数どちらを通して見ても複視になってしまいます。

遠近両用をご希望でしたので、
近見で複視を起こさず、遠見の複視が可能な限り軽減されるプリズムとしました。
遠近累進レンズは、累進累進帯長14ミリと11ミリで比較していただいた結果、
14ミリのほうが具合がよいとのことでした。

レイアウトチャートで確認すると、大きいセル枠のファランクスですと、
近用度数測定位置(円で記されている部分)の2/3くらいがおさまる感じです。

処方度数と現在眼鏡度数との差が大きく気がかりでしたが、
延べ15分〜20分程度の装用テストで、お客様からオーケーが出ましたので、
下記の度数にて承りました。

 処方度数
RV=(1.2×S−0.75 C−1.75 AX95 ADD1.75 1△B.U.)
LV=(1.2×S−0.25 C−2.00 AX100 ADD1.75 1△B.D.)

     累進帯長14mm  ローズグレー10%


フレームは、ファランクスのL8400に決まりました。
PDは狭めですが、顔幅の大きなかたです。

一週間後に納品。
装用直後は複視を感じられましたが、じきに解消。

10分ほど、そのまま装用してもらったところ、遠見の複視がなく、手元の見え方を含めて、
「とりあえず大丈夫そうなのでこのまま使ってみます、ただ車の運転はやめておきます」
とのことでした。

あわせて、運転用のサングラス(単焦点)を、
大きいメガネでつくっていただけることになりました。

今回納品した遠近両用鏡の遠用度数とプリズム量にて濃い色と薄い色との二式のご注文です。

ナバロ L55703T
  東海光学1.60球面 シャイニーグリーン85%

メガロ 16519
  東海光学1.60球面 アイスグレー10%


後日、加工前に、電話にて遠近両用の使用感をお尋ねしてみたところ、
「1日の半分くらいは使っています。ちょっと疲れる感じはしますが、遠見の複視はなく、今のところ大きな問題はありません」
とのことで、プリズム量はそのままで加工しました。

本日、納品しましたところ、特に違和感はありません、とのことでした。
レンズの縁厚がそれなりにありますが、
リムの幅にほぼ収まる感じでしたので、
気になりませんとおっしゃっていただけました。

遠方より、3回も足をお運びいただくことになり恐縮でしたが、
何とかご期待に応えられたのではないかと安心するとともに、
お役に立てて大変うれしかったです。


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