ウスカル枠の選び方

岡本隆博

玉型サイズは46mm以下で、
鼻幅が21mm以上の枠を、
私たちはウスカル枠と呼んでいます。

強度近視のかた、
あるいは中程度の近視でも
レンズの厚さを極力薄くしたいかたには、
ウスカル枠が好適です。

それで、ウスカル枠をときの、選び方について、
ここで少し申し上げておきます。


1.とにかく薄く軽く、なら、まずサイズを選ぶ

 10Dを越えるような非常に強い近視のかたには、
あるいは、それほどの強い度数ではないけれど、
とにかくレンズを薄く作りたいと希望されるかたには
ウスカル枠の中でも特にレンズの薄化に効果的な
「究極のウスカル枠」をおすすめしたいです。

究極のウスカル枠とは、
玉型サイズが42mm以下で、鼻幅が24mm以上あるものを指します。

ですから、レンズの薄さを最重視なさるかたは、
玉型サイズが42mm前後か
それ以下のものの中からお選びになるとよいわけです。
ということは、とりあえず、
玉型サイズが44以上のものは省いて考えたらよいでしょう。


2.掛けてみて、目の位置がどこに来るかを見る

ウスカル枠は
普通の枠よりも玉型サイズが小さいので、
メガネを掛けて見えるフレームの中での視野
(これをフレーム視野と言います)
がやや狭めです。

その問題点は、角膜頂点間距離
(装用距離とも言います。目とレンズとの間の距離です)
をやや短めにすることによってかなりカバーできますが、
それだけではまだ不充分な点があります。

 それはどういう点かと言いますと、
ウスカル枠の場合には、枠を掛けて正面から見て、
左右各眼の目の中心がなるべくそれぞれの枠の中央部付近
(水平方向で見た場合)
に来ていることが望ましいのです。

図1のようになりますと、
鼻側の視野が足りませんし、

図2のようになりますと、
耳側の視野が足りません。

もともと人間の視野は鼻側よりも耳側に広いので、
図3程度の鼻側への寄りかたであれば
まず問題はないのですが、

図2ほどでなくとも図4のような、
耳側に寄ってしまう位置取りは
なるべくなら避けたいものです。

(ただ、ご本人がこれでも耳側の視野を狭く感じなければ
これでも悪くはないのですが、
外見的には図4よりも図3の方が自然でしょう)

図5のように、
枠(フロントリム)の中央に目が位置するか、
わずかに目が鼻側に寄るのがベストだと言えます。
図1
図2
図3
図4
図5

3.上記の選び方では適切な枠がない場合

上記の2つの条件を満たす適切な枠がない場合なら、
玉型サイズの範囲を少し広げて、
なるべく2の条件を満たすものを探してください。


4.枠の腕が顔の側面を圧迫しないものを

顔の側面の耳より前のところ、
こめかみやもみあげ部分を圧迫するのはよくありません。

 装用感覚として窮屈であることにとどまらず、
力学的にも、枠を前に押し出す、
すなわち、メガネをずり落ちやすくすることになってしまいますので
好ましくないわけです。

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