あのウスカル枠で初めてメガネを作った


佐野 仕入れて間もない小田幸のウスカルOK枠が、さっそく売れました。

固定客のかたですが、レンズの厚さをいつも気にされるので、
今回42□25のこの枠を説明すると、
もともとメガネには詳しいかたなので、すぐに決まりました。

 R S−9.00
 L S−7.50 PD62

 このPDだともう少し鼻幅が狭い枠がよかったのですが、
今後取り揃えたいと思います。

 できあがりメガネのお渡しのときには、
今まで自分の度数でこんなに薄くなったのは初めてだ、
と大変喜んで頂きました。枠についても、
智の部分の湾曲にて掛けやすく非常に軽い(チタン)とおっしゃいました。 

岡本  PD62なら、43□22くらいが良かったかもしれませんね。
その方が耳側の厚みも減りますし。

 それで、このかたは前のレンズを生かして枠替えになさったのでしょうか。
 それとも、一式新しくお作りになったのでしょうか。

 それと、今回のレンズ(前のメガネ、新規メガネ)の種類、
前のメガネの重さ、新しいメガネの重さ、前のメガネの最大厚み、
新しいメガネの最大厚み、などのうち、
分かるものだけでも教えていただけませんでしょうか。

佐野  レンズは前のメガネも今回も、
屈折率1.67の非球面プラスティックレンズです。重量は正確には比較してませんが…
まあ、今回のメガネは玉型加工ではありませんが、
ネットでデータを取ることはできると思います。

 前のメガネの最大厚みは、現在手元にそれがないので正確にはわかりませんが、
前の枠が49□20のセル枠クリングスタイプですので、
推定でR7.0ミリL5.8ミリくらいだと思います。
 新しいメガネでは、最大厚み、R 5.2ミリ L 4.4ミリです。

 岡本さんがおっしゃるように、
43□22の枠がよりベターだったのですが、在庫がありませんでした。
 今後、そのへんのサイズのものも置きたいと思います。



岡本  枠の重さ、レンズの重さ、
出来上がったメガネの重さなどを量るときには、
デジタルの精密な量りもありますが、
そこまでしなくとも、
私は封筒などの郵便物の重さを量る
簡単な はかり
(文房具屋で売っている)で量っています。
けっこう実用になります。

左図のようなもので、千円もしないものですが、
シンプルな構造のもので、
当店では開店当初から使っているものです。


 それから、レンズの厚みのことですが、
7.0mmのものが5.2mmになったのなら、
大変な違いです。

 それと、今回はいろんな条件から考えて
プラスチックの1.67のものにされたのでしょうが、
もしも厚みを減らすのが第一でしたら、
ガラスの1.8非球面が、値段も手頃
(プラスチック1.67非球面と同じくらい)で、
グンと薄くなります。
OK枠であれば、玉型の面積が狭いので、
ガラスを入れても重さは問題ありません。

 試しに、PD62で−9Dで、
1.8のガラス非球面をOK枠に入れた場合の
最大コバ厚を試算しますと、3.4mmになります。

もし、価格的にもう少し安くということなら、
1.8の球面設計のものでも、
(A)1.67のプラスチック非球面よりも薄くなります。
ただ、1.7のガラスだと、価格は(A)の半分程度になりますが、
厚みは(A)よりもやや厚くなると思います。
その理由は、屈折率は(A)よりもやや高いけれど
カーブが(A)よりもかなり深いからです。 (2005.4)

佐野  はかりに関して教えて頂き、ありがとうございます。
 レンズの件ですが、
このかたの場合、軽いのが良いと言われるので、
いつもプラスティックです。

 別のケースで強度のかたにウスカル枠を販売した場合、
お聞きしたことを頭に入れておいて、
ガラスレンズも説明しておすすめしてみます。

岡本  そうですね。
普通は、薄さと軽さのどちらを最優先するかということや、
割れにくい安全性、コートの強さなどを勘案して、
ガラスかプラスチックかを決めるわけですが、
OK枠ほど小さくなれば、ガラスでも重さはほとんど気にしなくて掛けられます。
それでも、軽さ最優先なら、やはりプラスチックになるわけますが……。

 それと、ガラスのガの字も言わずに
何でもかんでもプラスチックを勧める店が多いので、
そういう店との差別化という意味でも、
「ガラスだったら、これくらい薄くなるんです」
というのを言ってみるのもよいと思うのです。


ウスカル眼鏡、販売記
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