北海道にはウスカル店がない


わたしが見つけたウスカル枠

  こんにちわ、今回メガネを作ろうと思い、ネットでいろいろ調べていて、貴会のHPを見つけました。
 若いころからの強度近視でコンタクトをずっと使っておりましたが、目の健康のことも考え、メガネもきちんとしたのを作ろうと思っております。

 ここ数年、なんどか眼鏡屋さんにも足を運び、レンズの厚さを測ってもらい、これじゃ、外に出られない……と挫折して作らずに戻ってくること数度……貴HPをみて「こんなことが出来るんだ」とうれしくなってしまいました。

 ただ、残念なことに、私の住んでいる地区(北海道北見市)にはウスカル会のお店がありません。北海道内にもないようですね。
 こういう眼鏡屋さんがたくさん増えてくださることを望んでおります。
(岡本) このかたには、近くの親切そうなメガネ屋さんにウスカル会のHPを見てもらって、ウスカル枠を取り寄せてもらえばいかがですかと返事をしました。
  昨夕、市内のめがね店に行きまして、レンズ幅が41mm、鼻幅が23mmというフレームを見つけました。検眼もしていただきまして、レンズの厚さ等も見ていただきました。

 ただ、このくらい小さなフレームになるとガラスレンズは入れられないということでした。それ以外に44mmというフレームもありましたが、これもガラスレンズでは作れないともいわれました。
 プラスティックのレンズになると、41mmのフレームでも厚さが結構なものになってしまいます。
 この辺が、悩みどころですね……

 今使っているのメガネは10年位前に作ったものをフレームの小さいのに変えて使用中です。
 見え方も悪いですし、メガネをかけると、子供が泣くんです、こわいって……(笑)

 自分としては結構お高い買い物になるので、出来るだけ納得して作りたいと思っています。
 ちなみに眼鏡屋さんの検眼の結果は、PD62で

右 S(−11.00) C(−0.75) AX(25)
左 S(−10.75) C(−0.50) AX(160)

とのことでした。
 もうすこし、いろいろとめがね店を見てみますね。

 岡本 この度数で、このPDで41□23の枠なら、バッッチリです。それで、これにガラスが使えないというのは、金属のリムがレンズの周囲に全周あるフルリムタイプではなく、下半分がナイロン糸で巻いてあるリムハーフのものだからでしょうか。

 そうでなくて、フルリムなのに、サイズが小さいのでガラスが使えないというのであれば、それはおかしいです。サイズとレンズ素材との相性というのは、あるとすれば、大きすぎる枠の場合、ガラスでは重くてダメということくらいでしょうか。

 この度数なら、ガラスの1.8、1.8非球面、1.9、1.9非球面、などがお勧めです。あとのものほど薄くできますが、値段とのかねあいもありますので。
 そこの店へもう一度行って、なぜガラスではだめなのかを確認されるか、あるいは、別の店で良さそうなウスカル枠を探すか、のどちらかになさればよいと思います。

  フレームはメタルのフルリムです。ガラスレンズで、できるんですね……もう一度眼鏡屋さんに聞いてみます。ありがとうございました!!


 ガラスで、できました!

  先日アドバイスをいただいたSです。その後……やはり眼鏡屋さんに「ガラスは無理です」といわれ、41口23のフレームだけ何とか購入しました。

 ほかの眼鏡屋さんに何軒か聞いてみたのですが、やはり難しいとのこと。どうしてもプラスティックレンズを勧めるのです。(もしくは、もう少し大きいフレームをと……)
 もうだめかな〜と思い、しつこく眼鏡屋さんをまわり(苦笑)ある一軒の眼鏡屋さんで、フレームを見せたら「こんなに小さいフレームは見たことないです!」と言われまして、やはり断られました。
 それでも「ネットで調べて、できると聞きました!」
「この度数で、プラスティックはきついと思いませんか?」「何とかなりませんか??」というと、眼鏡屋さんの店長さんが「わかりました、僕もこのような小さいものは初めてですが、やってみます。ただ、お時間だけはください、ある程度まで機械で出来ますが、手作業になりますので……レンズはガラスの1.8でいいですか?」とのこと!
 岡本様、アドバイスをありがとうございました。なんとか、私もウスカルメガネを手に入れることが出来そうです!出来上がりましたら、またお知らせいたします。本当にありがとうございました!!

 岡本 やっとガラスでやってくれる店がみつかったとのこと。よかったです。(^o^)
 それにしても、フルリムなのに何でガラスを断るのか、私にはサッパリわかりませんが、一つは、普段ガラスをほとんど使わないので加工のときに割れるのがこわいのでしょう。

 それで、ガラスレンズの屈折率で、1.8の球面タイプを勧められたようです。そのレンズで、41□23にPD62であの度数で入れたら最大厚みが、4.3mm程度です。まあまあですが、たとえば、予算に余裕があるのなら、1.9非球面を使うと、3.8mmくらいです。この0.5mmの差は意外に大きいのです。
 これがウスカル店なら、その厚みの見本も見せてもらえるのですが、まあ、しかたがないですね。
 ちなみに、プラスチックの一番薄くなるタイプ(屈折率1.74)では4.7mmくらいです。

 もし、予算に余裕があって、いまから変更がきくのなら1.9の非球面か、1.9の球面か、あるいは1.8の非球面になさればよいかなと思うのですが、そのメガネ屋さんに、これ以上あまり無理は言えないような感じですね。(^_^)
 なお、参考までに書きますと、同じ度数とPDで、50□20の枠にプラスチックでもっとも薄い1.74のレンズを入れたら耳側の厚みは約7.5mmとなり、恐ろしい厚さになってしまいます。ウスカル枠の厚み減らしの威力はたいへんなものなのです。

 あ、そうそう、その41□23の枠は楕円形で、TFCかもしれません。
 それだったら、少し前にTVドラマで松たか子さんがかけて人気を博したモデルです。Sさんにも、きっとお似合いのことだろうと思います。

  そうです、フレームはTFCです。近隣の眼鏡屋さんあちこちに「一番小さいフレームはどのくらいの大きさですか?」と電話をかけまくっていたときに、ようやく見つけたものです。
 レンズですが、このレンズがお勧めです、といわれてHOYAのTHI−2というのらしいです。1.8の球面ですね。
 1.9のはレンズの黄ばみだとか見え方がいまいちなのでおすすめできませんみたいに言われました。
 1.9に出来ないか、また明日、聞いてみます。
 ここまで無理を言ったので、もう少し言ってみます(笑)本当にありがとうございます!!


1.9のガラスでも平気なのに

 岡本 色収差もレンズの色の黄色っぽさもたしかに1.8よりも1.9の方がわずかに多いのですが、大した違いではありません。
 ウスカル会の店では、1.9のガラスをどんどん売っています。別にクレームが来るということもありません。

 そのメガネ屋さん、1.9を売ったことがないので、こわいのかもしれませんね。大丈夫です。
 それから、そのメガネを受け取るときに大事なことは、フィッティングの仕上げです。
 そのときの要点を書きますと、

(1)正面から見て、右下がりになっていたり左下がりになっていたりしないこと
(2)上から見て、レンズと目の間隔が、左右でほぼ等しいこと
(3)レンズと目の間隔は、睫毛がレンズの裏に接触しない限りレンズと目は接近させること。
(4)横から見て、レンズが垂直になるのではなく、10度前後の前傾をさせること。


 このうち、(3)をすることにより、ものが小さく見えすぎるのを防ぎ、外見的な目の大きさの縮小を少なめにします。
(4)により、歩くときの床面や足もとの見え方の不自然さを少なめにします。
 強度近視の場合、レンズのプリズム作用により階段を下りるときに、レンズで見える自分の足と、メガネ枠の下から裸眼で見えるぼやけた足とで、足が4本見えてしまう現象がおこることがありますが、それを防ぐためにも、(3)や(4)が重要になります。

 TFCは、もともと、枠前部(フロント)の前傾が少なめですので、よほど耳が高くついている人以外では、前傾角を多めに調整することが必要となります。使用開始して期間がたってからの調整についても、上記のことが重要です。
 その場合に、どちらの店で調整をしてもらうかは、
近い方の店か、あるいは、あなたの印象で、より上手そうな店でしてもらったらよいと思います。

  先ほど眼鏡屋さんに電話しました。まず、特注レンズなので、もう発注してしまってキャンセルが出来ないということ、そして1.9のレンズだと、眼鏡屋さんの取引メーカーの扱い商品で私の度数に合うレンズを作っていないということ。
(HOYAさんの1.9は?ときいてみたのですが、それは扱っていないんだそうです、チェーン店展開をしている眼鏡屋さんなので)
 今回メガネを作っていただくにあたっては、コンタクトも作る用事もあったので眼科さんで新たに処方を出してもらい、それを提出しました。

 その際0.7くらい見えるように処方してもらったので、もし度数を1つ上げて、1.9のレンズの製作範囲内にもっていけばどうなのか?と聞いてみましたが、そうすると、結局厚みは1.8と変わらないといわれました。
眼鏡屋さんも困っていました(苦笑)

最終的には、とにかくお任せしてくれれば、できるだけ見栄えのよいものをおつくりしますので、という話でした。
 ウスカル会さんのこともお話しておきました。
(あまりにも私がいろいろと突っ込むので、「どなたと相談しているのですか?」と聞かれました)
 私が今使っているめがねは、プラのレンズでツーポイントのもので、レンズも小さくしてもらって(測ったら43〜4くらいでした)鼻側の厚さが5mmくらいあるので、それよりはいいものが出来るでしょう。(苦笑)
 また、そのメガネで、0.3見えるか見えないかでしたので、今回のははるかに見えると思いますし……。

 岡本 その場合、レンズのふちを「マイナスメッツ」とか「斜めカット」をしますと、レンズを真横から見たら薄くはなりますが、正面から見るとかえって厚み感が増えます。
 ですので、まだ間に合うと思いますので、電話でもして、「レンズの枠入れ加工では、マイナスメッツや斜めカットにはせずに普通のヤゲンにしてください。面取りも普通でお願いします」と言っておくのがよいと思います。
 斜めカットの見栄えの悪さがどういうものかということは、http://usukal.biz/hikaku6.htmlをご覧ください。

やっとできました!

  いつもアドバイスいただき、本当にありがとうございます。
 メガネが出来上がってきたので報告いたします。 
レンズを変更できないということを聞いて、すぐに岡本さんからいただいたメール等を眼鏡屋さんにお渡しして「このようにしてください」とお願いしてきました。

 出来上がったメガネは、ガラスのレンズとは思えないほど軽くて快適で、これまではメガネだと車の運転も怖くて出来ないし外に出るのも怖かったのですが、
(視界が違うのと、見てくれの悪さで)眼鏡屋さんでフィッティングしてもらい、そのままかけて、車運転して、帰ってきちゃいました。(笑)

 さすがに、娘(−1.25D)や夫(−3.0D)には「やっぱりこんなものか」とか、「変」(これは小2の娘ですw)といわれますが、この程度の度数の彼らには理解できないのかもしれませんね……。
 今度はまた、いいフレームを探して、1.9のレンズで作ってみようと思います!!
 本当にありがとうございました。

 眼鏡屋さんも「いただいたメールなんですが、大変為になったので、こちらでいただいてもよろしいでしょうか?」とおっしゃっていました。
 出来上がったメガネ、写真添付します。
 ちなみに、ツーポイントのほうは今までのメガネです。こちらは両眼で0.3しか見えません。
 新しいほうは、両眼で0.8見えます。
 本当に本当にありがとうございました!!
↑これまでのメガネです
↑新しくできたウスカルメガネです
↑レンズもうすくなりました
岡本 私もメッチャうれしいです!そちらの近くに早くウスカル会の店ができることを祈っています。
それで、今回の往復メールと写真を、ウスカル会のホームページに掲載させていただいてもいいでしょうか?

 今回の私のメガネが出来あがったのは岡本さんのおかげです!!
 私のことでよければどうぞお使いください。
 ウスカル会のHPのおかげでわたしもめがねを作る決心が出来たのですし、私のような人のために、少しでもヒントになればうれしいです。
 私も、早く「ウスカル眼鏡屋さん」が近所に出来ないかな?……ですね。
 本当にありがとうございました。
* この対話は、平成18年の6月から7月にかけて行われました。



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