強度近視メガネの購入のしかた


岡本隆博
あなたの自宅や職場の近くにウスカル会の会員店がない場合には、
どのようにして、強度近視のかたが薄くて軽いメガネを手にいれたらよいか、
ということについて書いてみます。


私は強度近視です。
私がもしメガネ屋をやめて、どこかのメガネ屋でメガネを買うということになった場合には、
どういう方法で自分のメガネを注文するだろうか、
という想定で、「強度近視のメガネの注文のしかた」を述べてみます。


1.通販を利用するかしないか。

 私なら通販は利用しません。

  その理由については、下記のサイトをご覧ください。
   http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/sp/okamoto.ko1.html

強度近視の場合、枠のフィッティングがたいへん微妙です。
通販そのものでは、もちろんですが枠のフィッティングができませんから、
その枠をどこかのメガネ屋さんでフィッティングしてもらわないといけないわけですが、
他で購入された枠を自店で責任を持ってリスクも負ってきちんとフィッティングをしようとするメガネ屋さんが、
どれだけおられるかは私には疑問です。

また、レンズだけを通販で入れてもらうということにも疑問を感じます。
枠の具合によっては、度数が処方箋のままではダメで、
少し強めたり弱めたりしないと所定の矯正効果が出ない場合もあるのですが、
強度近視の場合には、特にその可能性が高くなります。
とにかく、メガネは通販で買うべき商品ではないと、私は思います。


2.眼鏡度数の測定処方は眼科でしてもらうか、メガネ店でしてもらうか。

眼科でも、メガネ店でも、測定処方のレベルに関してはピンからキリまであります。
(もっとも、眼科はピンは少ないです)
私はメガネ店で処方をしてもらいます。
理由については下記のサイトをご覧くださればよいのですが、
簡単に言えば、眼科で処方をしてもらって、結果がうまくいかない場合に、あとがやっかいだということです。

    http://www.ggm.jp/ugs/


3.どういう眼鏡店を選ぶか。

メガネの処方や調製を上手にしてくれる店を選ぶには、どういう判断基準があるでしょうか。

(1)「眼鏡士」(日本眼鏡技術者協会や大阪眼衛生協会が、
この資格を認定しています)がいる店を選ぶ。

(2) 日本眼鏡技術研究会や日本眼鏡学ソサエティーの会員がいる店を選ぶ。

(3)斜位(潜伏斜視)の測定を日常行なっている店を選ぶ。


以上のうちの、1と3、あるいは2と3を満たしている店であれば、安心なのではないでしょうか。
中にはすべて満たしている店もあるでしょう。これは電話か店で尋ねて見ればわかります。

一概には言えませんが、安値をさかんに宣伝している店では、
これらの条件を満たす店は少ないと思います。
それから、強度近視の場合には、次の質問もしたらよいと思います。

(4)貴店では、ある枠にあるレンズをあるPD(瞳孔間距離)で入れた場合の、
最大厚みを数値予測していただけますか?


という質問を、お店の人にしてみて、
答えが「ノー」であれば、
強度近視のメガネを買うのにふさわしい店とはいいにくいと思います。


4.ウスカル枠を置いている店を選ぶ

強度近視と一口に言っても、度数は様々です。

 −6Dまでいかない程度のものでしたら、特にウスカル枠でなくとも、
48□18 (玉型サイズが48mmで、鼻幅が18mm)
程度の「やや小さめ」の枠に、
強度薄型(高屈折率)のレンズを使えば、
そこそこ薄くて軽いメガネができます。
その程度の大きさの枠であれば、たいていのメガネ屋にはけっこうあるものです。

 しかし、−6Dを越えるほどの強度近視で、
しかも、できるだけ薄く仕上げてほしいということであれば、
やはり、ウスカル枠(玉型が46mm以下で鼻幅が21以上)を置いている店で作りたいものです。

 ウスカル会に入っている店が、あなたの近隣に見つからない場合には、
近隣のメガネ店に直接行くか、あるいは電話で、
「玉型が46以下で鼻幅が21以上の枠はいろいろありますか」
と尋ねてみてください。

また、下記のサイトもご覧ください。
http://usukal.biz/erabi.html

 ● 以上がウスカル眼鏡を手に入れるための順序の前半、というかスタートラインです。
   ここから本番に入ります。


5.大きさや雰囲気の点であなたに適する枠が見つかれば、
まずフィッティングをしてもらってください。


 強度近視の場合には、
まずフィッティングをしてレンズと目の距離
(「角膜頂点間距離」「頂間距離」「装用距離」と言います)
がおよそどのくらいであるかということを見てもらって、
それを前提として処方度数を決めてもらうのがよいです。
その意味でも眼科処方には問題点があると言えます。

なぜなら、たとえば、マイナス10Dの場合、
装用距離1mmの違いにつき、0.1Dほどの矯正効果の差が生じてきますから、
たとえば装用距離が9.5mmになっている場合と12mmになっている場合とでは、
処方度数がひと刻み(0.25D)分変わってくるからです。

ただし、度数は不明という場合や、メガネで視力が出るかどうかが
よくわからない、などの場合には、先に検眼をしてから
あとでフレームを選んでいただく、ということもあります。

というのは、度数が強くなればなるほど、ウスカル枠の中でも
玉型サイズの小さめのものが
よいということがあるからです。

6.メガネの度数の測定処方。

次にメガネの度数の測定処方をしてもらうのですが、
日常はコンタクトレンズをなさっているかたでも、メガネも持っておられるはずです。
そのメガネでけっこう見えているという場合でも、
そのメガネではかなりぼやけるという場合でも、どちらにしても、
必ずメガネを店へお持ちになって、その度数も参考にしてもらうのがよいです。
そうでないと、処方調製されたメガネでの見え方に不満を感じる可能性が高くなります。


7.処方度数が決まりましたら、レンズを選びます。

 メガネレンズにはプラスチックのものとガラスのものがあり、
それぞれに特長があります。

 それについては、下記のサイトをご覧ください。
http://usukal.biz/erabikata.html

レンズについては、次の2点を覚えておくとよいです。

(1)
屈折率が1.9のガラスレンズは値が張るが、それ以外では、
おおむね、プラスチックよりもガラスの方が割安でしかも薄くできる。
玉型が十分に小さければ、ガラスレンズのメガネでも重さはあまり気にならない。

(2)
これから作るメガネで、最大厚みがどれくらいになるかというのを、
いくつかのレンズで予測してもらうのがよい。


* 強度近視のあなたにとってうれしいメガネができあがることをお祈りしています。

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